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紅茶でインフルエンザ予防 B-2 完

紅茶でインフルエンザ予防

 

紅茶の飲用頻度が高いほど、インフルエンザ発病率が低い!


先ず、ワクチン接種によるインフルエンザ発病率への影響を検証したところ、ワクチンを接種しなかった人に比べ、ワクチンを接種した人の発病率が57.9%低いことが分かりました。これは、6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの疫学研究の報告と概ね一致したことから、ワクチン接種によりインフルエンザの発病や重症化を抑制する一定の効果が現れていたと考えられました。

このため、ワクチンを接種しなかった人369名を対象に、冬季の紅茶の飲用頻度とインフルエンザの発病率の関係を評価したところ、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、インフルエンザの発病率が低くなる傾向が見られました。

紅茶は他の感染対策に比べても、簡単で効果的である可能性

日常的に実施していたインフルエンザ対策方法と発病率の関係を評価したところ、紅茶の飲用はワクチン接種以外の他の対策に比べ、有効率が高い傾向が見られました。

冬のインフルエンザウイルス対策に、紅茶の上手な取り入れ方!

冬の季節には、冷たい紅茶を飲むよりも、心も体もホッと温まる紅茶がおすすめです。また、カフェインレスの紅茶でも、インフルエンザウイルスを無力化する効果は変わらないことが確認されているので、カフェインが気になる小さなお子妊婦さんにはカフェインレスの紅茶がおすすめです。

2杯目、3杯目の薄い紅茶も有効活用。紅茶うがい!

使い終わった紅茶のティーバッグを捨てるときに、「まだ色が出るのに、もったいない」と思ったことはありませんか?でも、2杯目の紅茶は、紅茶の色は付くけれど、香りが薄くて美味しくないですよね。実は、紅茶の赤橙色は紅茶ポリフェノールの色。使い終わったティーバッグや茶殻にも、紅茶ポリフェノールは沢山残っています。薄めた紅茶を使ってインフルエンザウイルスの無力化する力を調べてみると、通常飲用濃度の10分の1の濃度でも、十分にインフルエンザウイルスを無力化する力が残っていることが分かりました。

また、ヒト介入試験により、「紅茶うがい」によるインフルエンザウイルスの感染率を低減させる効果が確認されています。残ったティーバッグや茶殻を捨てる前に、「紅茶うがい」に活用してみては如何でしょうか?

「ウチでなら 紅茶うがい 出来るかな」
             (詠み人 息子)