トシじぃの雑学的健康情報

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リンパを流すと健康になる その1

トシじぃの雑学的健康情報の最初のテーマはリンパです。

リンパを流すと健康になる

日本リンパ学会理事長  信州大学医学部 大橋俊夫教授によると

「医学的なマッサージと、単なる癒しのマッサージとは別のものであることを知っておいて下さい」

とある。

全身をマッサージする時に、特に念入りにした方が良い場所があります。

エステと関連してその一つを紹介します。

中年期になると、特に女性の体にはセラミド変性というものが起こってきます。

簡単に言えば、脂肪の塊ができるということ。

40歳を過ぎてくると、どうしても体内には脂肪が蓄積されてくる、

脂肪というものは、温度が上がると溶けだします。

しかし、温度が下がると、まるで蝋(ろう)のように固まってしまいます。

これをワックス化と呼びます。

冷蔵庫から取り出した肉の塊は、脂の部分が冷やされて白くなっている。 

それに熱を加えれば溶けだします。

人間の体の中でも、同じような現象が起こっていると考えて下さい。

中年になって新陳代謝が弱まり、脂が溶けにくくなってくる。

その脂が固まってセラミド変性が起きるのです。

これは見た目が悪いばかりではなく、脂がワックス化することによって、リンパの流れが滞ってします。

リンパというのは柔らかい部分、つまりは脂肪組織の中をたくさん流れている。 

その脂肪組織が固まっているのですから、その部分にはリンパは流れません。

その部分だけならまだしも、リンパ管は体中を巡っていますから、その通路をふさがれる状態になります。

放っておけば、いずれは体全体のリンパの流れに悪影響を及ぼすことになるでしょう。

足首やふくらはぎのマッサージが大切ですが、

同じようにお腹の部分もマッサージして下さい。

立っている限り、お腹のリンパはゆっくりと流れている。 

それでも中年期になれば、その流れは弱まってきます。

ゆっくりと揉みほぐしてあげて下さい。 

鏡に自分の体を映しながら、セラミド変性が起きている部分をマッサージすることをお勧めします。 


セラミドを ワックスがけで 揉みほぐす」
                (詠み人 息子)

続く

#リンパ#リンパマッサージ#健康#美容