リンパを流すと健康になる その5
リンパを流すと健康になる
前節で能力の高いリンパ管に弱点があるとお伝えしましたが、リンパ管には強力なポンプ作用はありません。だから何もせずに放っておくと、いつのまにか体の下の方に溜まってしまう。要するに足がむくんでしまうのです。
自ら押し出す力が弱いために、私たちはその手助けをしてやらなくてはなりません。ふくらはぎを揉んでやったり、あるいは足首をぐるぐる回すことで、リンパの流れをよくすることが大事なのです。こまめにマッサージをすることによって、リンパの流れは簡単に改善できるということです。
血液の流れは意図的に変えることはできませんが、リンパの流れは意識することによって、いくらでも変えることができるのです。つまりは健康な人に起こるむくみというものは、自分の手で治すことができるのです。
また、リンパ管のもう一つの特徴としては、毛細リンパ管を含めて皮下脂肪という脂の中を通っているということです。この皮膚の下で皮下脂肪の中を流れていることを覚えていて下さい。体内には病的に水が溜まる現象が起こることがあります。頭がい骨と脳の間に溜まれば水頭症。眼球内に水が溜まると緑内障を引き起こすことになる。
このように体内に水が溜まることによって引き起こされる病気はたくさんあります。これらは、すべて体の水たまりが原因なのです。このような病的な水たまりとむくみとは根本的に違うということです。
全身に血液を流しているのは心臓です。その心臓に負担をかけ過ぎないためにも、体の筋肉を動かして補助する
ことが大切です。これを「筋ポンプ作用」といいます。
「体内の 水たまりには 要注意!」
(詠み人 息子)
続く