トシじぃの雑学的健康情報

トシじぃがメールで配信してくれる雑学的健康情報のまとめ

リンパを流すと健康になる その7

リンパを流すと健康になる


アルブミンの働きとは何か?

たとえて言うならば、体の中のタンパク質であると同時に運搬人とでも言いましょうか。まずは細静脈(毛細血管の合流するところ)を通って、カルシウムやビタミンなどの栄養素を積んで運んできます。それらの栄養素を一つ一つの細胞に届け、と同時に細胞から出た不要なものを再び回収する。そのゴミを今度はリンパ管を通って静脈へと運んでいく働き者です。

このアルブミンというタンパク質は、浸透圧がものすごく高い。まるでスポンジのように、余分な水分を吸収してくれます。それに加えて、いろいろなものをくっつけてしまう性質を持っています。それがために、体内を動きながら疲労物質や死んだ細胞の破片を回収することができるわけです。血中にあるアルブミンの基準量は、1デシリットルあたり4グラムほどです。

体には、5リットルほどの血液が流れていますから、約200グラムのアルブミンを持っていることになります。これが一生懸命に仕事のできる環境を整えてやれば、体の細胞周囲の内部環境をきれいに保つことができるわけです。

その環境とは何か? 

それは、リンパの流れをよくしてやることです。さてこのアルブミンは、私たちが食べた肉や魚や豆、そういったタンパク質を肝臓で分解・合成して作られます。完全に私たちの体が作り出したもので、薬剤などでは補うことはできない物質なのです。もちろんこのアルブミンが足りなくなれば、疲労物質や細胞周囲の余分な水が溜まってきますから、常に作り続けなければなりません。そのために当たり前のことですが、充分な栄養を摂るしかありません。タンパク質は日持ちはしないのです。毎日、摂取しなければならない栄養素です。

バランスの取れた食事を心掛けることが、何といっても健康体への最短の近道になるでしょう。人間ドッグなどに行けば、その数値はすぐに分かります。「アルブミンの濃度を教えてください。」と言えば、医師がすぐに教えてくれます。

アルブミン サプリ等では 摂れないの」
                 (詠み人 息子)


続く