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リンパを流すと健康になる その4 

リンパを流すと健康になる


体液は、胞に必要な成分を行き渡らせた後に、老廃物や余分な水分の大部分は、毛細血管と通してすぐに血管の中に戻っていきます。

さらに余分なものだけが毛細リンパ管に流れていく、やがてそれはリンパ液になり、リンパ節を通って静脈へと回収されます。それが、再び心臓、肺まで届けられ、新鮮な血液に変えられて全身に送り出される。

つまりは、このリンパ管が正常に仕事をしている限り、細胞の周りの余分な水分は常に回収されているということです。

まさにリンパ管は、体内の排水管のような役目を担っているのです。ところが、このリンパ管の働きが悪くなれば、回収しきれない水分が細胞の周りにどんどん溜まっていく。

これがむくみの原因を生み出しているというわけです。

ただし、このリンパ液というのは、そう簡単にいっぱいになりません。
体が正常な時の水分量の20倍もの水が細胞の周りに溜まり込んだとしても、処理する能力を備えています。細胞を取り囲む水分量が20倍に増えても、健康な人ならば何の問題もありません。

例えば、塩辛いものを食べれば。血液中の塩分濃度は高くなります。
それを薄めるために、体は水分を欲します。大量に汗をかいた時も、同じように水分が欲しくなります。
大量に水分を摂れば、血液の濃度は薄まり、当然のことながら全体量は増えることになります。
となれば、細胞の周囲へと流れ出す水分量も増えることになる。

 しかし、だからといってすぐにむくみが起こることはありません。リンパ管の能力はとても高くて、それくらいの水分量ではなんともない。足の筋肉が生み出すポンプ作用さえ正常に働いていれば、細胞周囲の余分な水分はどんどんリンパ管が吸収してくれます。それらは最終的に静脈を通って、心臓に戻り。引き続いて腎臓に運ばれ、やがては尿として排出されてしまいます。

大切なことは、そのポンプ作用をいかに正常に保つかということ。リンパ管というのは、生命維持にとって非常に重要な役割を果たしているわけです。

 ところが、このリンパ管には、ちょっとした欠点があります。それはリンパ液を輸送するためのポンプ作用がとても弱いのです。


「リンパ管 ポンプ作用が 泣き所」
               (詠み人 息子)

続く