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リンパを流すと健康になる  その9 完

リンパを流すと健康になる

成人の病気は集約すれば、4種類に分けることができます。

一つ目は炎症

これは体内にバイ菌やウイルスなどの異物が入って起こる病気です。気管支炎や肺炎など、「炎」がつくものはどれも同じ原因です。細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入し、それらが棲みついたり増殖したりするわけです。


二つ目は腫瘍です。

生まれた時から18~20歳くらいのピークに向けて、細胞の増殖を繰り返しています。この増殖の仕組みに異変が起こるのが腫瘍といわれるものです。脳細胞は、一日20万から30万個ずつ減って行くとされています。胃や腸の細胞もまた加齢とともに減少の一途を辿っています。

 さて、この腫瘍の中にも実は二つのパターンがあります。
臓器の表面を覆っている上皮という部分があります。この部分の細胞が異常に増えたものが、いわゆるです。それにたいして、上皮でない部分にできたものが肉腫といって、癌とは別の腫瘍です。この肉腫というのは、主に血液によって転移しやすいのが特徴です。ところが、癌細胞というのは、どうやらリンパ管を通ってリンパ節に運ばれていく。つまり、リンパ管は網目のようになっているので、どこのリンパ節に転移するのか予測できません。

三つ目は、梗塞に代表される血液の循環障害によって起こる病気です。

毛細血管に流れ込む血液が、梗塞によって流れなくなる。そうすると細胞が酸素や栄養素が運ばれなくなり、その部分の細胞が死んでしまう。肺梗塞や腎臓だって梗塞は起こる。やはり、一番怖いのは脳梗塞心筋梗塞です。なぜかというと、脳と心臓の細胞というのは、決して癌にはなりません。しかし、一度死んだ細胞が再び蘇えることはないのです。従って、一定以上の細胞が死んでしまえば、すなわちそれは固体の死に直結します。


四つ目は、変性という病気です。

神経系に多く見られます。脳や脊髄に特異的に起こりやすい病気です。

四種類の病気はいずれも体の内部で起こる異変です。この異変を常に監視しているのがリンパ節です。リンパ液が体の中を流れながら、どこかに異常がないかをモニタリングしている。

非常に重要な役割を担っています。


「リンパ液 異常がないかと 巡回中」
                (詠み人 息子)