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亜鉛による抗ウイルス効果  その5

亜鉛による抗ウイルス効果

免疫力に重要な栄養素

風邪を予防する栄養素は、いろいろある。特に重要なのは、亜鉛の他に、ビタミンD。風邪や感染症には、有力な栄養素です。夏場日光浴で貯蓄し、冬場は、に含まれているので、しっかりと摂取すれば免疫力はさほど低下しない。ビタミンCは、風邪にはビタミンCとよく知られているが、治すというより予防する方に効果がある。ビタミンAは、免疫器官の一つである粘膜を濡らすのに必要。粘膜を鍛えることは現代人には重要である。マグネシウムはあらゆる酵素を活性化するので、当然必要です。タンパク質、ダイエットする女性の場合、明らかに低タンパク状態が多い。免疫細胞の白血球が活性化するには、タンパク質が不足していると無理なのです。タンパク質が充足されて免疫力のベースができ、そこにビタミンやミネラル必要となる。

亜鉛は予防にも治療にも効果がある⁉

数カ国の実験結果でも、亜鉛は予防にも効果があるが、他の栄養素と違うところは、風邪を引いたあとに治療として投与すると発症期間を短縮し、重症度を大幅に低下させた。特に風邪発症後、24時間以内に摂取すると効果が大きかった。亜鉛の摂取量が多いほど効果も大きかった。ただし、子供には効果は認められなかった。亜鉛は、T細胞、 NK細胞、抗体の産生、マクロファージなど、免疫活性を高めることにより、酸化ストレスを緩和し免疫反応を改善し、感染から体を守っている。リンパ球の分化や成熟など免疫系の訓練の場となる胸腺にある数種の胸腺ホルモンは、亜鉛によって活性化される。亜鉛が不足すると、必要な胸腺ホルモンの活性が低下し、敵か味方かの識別する訓練の能力が落ちてしまう。そうすると、敵ではない味方まで攻撃する自己免疫反応を引き起こす。つまり、アレルギーやアトピーを発症してしまう。

亜鉛は免疫の要である。

リンパ球、顆粒球、マクロファージ、NK細胞などの免疫細胞や血小板は、亜鉛によって増殖&活性される。これらの炎症を止める時にも亜鉛が必要。亜鉛というのは、まず、免疫を高める。そして、終息させるところまで関わっている。普段からしっかりと摂取しておくことが重要である。ここでは触れないが、がんは亜鉛不足だと発症しやすいデータもたくさんある。



「免疫の 扇の要は 亜鉛なり」
           (詠み人 息子)

以上