トシじぃの雑学的健康情報

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ミネラルと免疫力と病  その4

ミネラルと免疫力と病

人体の構造材料

人間や動物をはじめ、あらゆる生物はいろいろな元素の結合体から構成されています。それを大きく分けると二つに分かれます。その一つは炭素を中心とした物質であり、これはタンパク質脂肪糖分、それにビタミンなどがあります。また、もう一つはそれ以外の元素の集合体であり、これにはいろいろなミネラルが含まれています。木や草を燃やすと後に灰が残りますが、この場合、燃えてなくなる部分を有機とよんでいます。この現象は人や動物でも同じことであり、有機物は燃えてなくなります。これは有機物に含まれる炭素が酸化して、水や二酸化炭素に変わってしまうからです。一方、灰として残った物は無機質(灰分)と呼ばれ、これはいろいろなミネラルの固まりとなります。

ミネラルの役割

カラダの中のミネラルの主な働き

・骨や骨格を形成する構造材料 
  ex カルシウム・リン 等々
・カラダの発育・新陳代謝を司る
  ex 鉄・ヨード 等々
・体液中のイオンとなって、各種の
 生態系の機能を保つ 

ミネラルはタンパク質や脂質のようにエネルギー源とはなりませんが、ビタミンやタンパク質と微妙に関係し合い、いろいろな役割を果たします。ミネラルは食物と一緒に体内に取り込まれますが、ただ体内に入っても十分なはたらきをしません。とくにミネラルが効率よく吸収されて体内で活躍するためには、イオン化されることが必要です。

摂取方法によるミネラル吸収率

吸収率12%以下金属性ミネラルのまま摂取 [岩石や牡蠣の殻、塩、卵の殻、ドロマイト、海水に含まれるミネラル]

粒子が大きいため、腸に負担がかかり、体内への吸収率は8~12%と低めです。さらに加齢と共に吸収率は3~5%に激減します。多量摂取は体に害をもたらすので摂りすぎには注意が必要

吸収率約40%キレートミネラルとして摂取 [吸収率を高めるため、人工的に金属性ミネラルをアミノ酸やタンパク質で包んだミネラル]

新陳代謝を良くして、体内への吸収率は40%前後に向上します。中身は金属性ミネラルなので摂りすぎには要注意。


吸収率98%植物性ミネラルとして摂取 [土壌中のミネラルを吸収して生長する植物を通して得られるミネラル]

植物という生体にいったん取り込まれたものなので、粒子が小さくミネラルバランスもよいため、私たちの体になじみやすく、吸収率も98%と非常に高いのが特徴です。水溶性でマイナスイオンをはなち、体内で消費されなかった分を体外に排出してくれます。体にまったく害を及ぼさないので安心。



「ミネラルと 一括りには 出来ないね」
         (詠み人 息子)



続く